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FOODSPRAY

牛久産なたね油をエアゾールスプレーに!
「いばらきデザインセレクション」選定インタビュー

茨城県の優れたデザインを称える「いばらきデザインセレクション」。2024年度は144件の応募があり、三谷バルブの「スプレーフード 牛久産なたね油のフレーバーオイル 3種」が選定されました。
なたね油の酸化を防ぎ香りを引き立てる「BOV(Bag on Valve)技術」が高く評価されたほか、「地産地消の推進」や「社会課題の解決」への期待も寄せられています。スプレーフードプロジェクトを推進する当社のデザインマーケティング部に話を伺いました。

いばらきデザインセレクションはこちら!


三谷バルブが「食」分野に挑戦!地元茨城からスタートした新たな試み


ありがとうございます。素直にうれしいです。当社は2022年にもCO2排出量を削減するノズルを出品しましたが、受賞には至りませんでした。今回はデザイン力や技術力が評価され、改めて努力が報われたと感じています。

茨城県内にある自社工場を活かして地域貢献を目指しています。牛久市の「つくば栄養医療調理製菓専門学校」が地元産なたね油を使ったフレーバーオイルを開発していると知り、「当社のBOV容器と相性が良いのでは」と感じ、コラボを提案しました。

地元の素材と伝統製法が香りを生む
「コールドプレス圧搾法」で引き出される味わい


牛久市の「うしくグリーンファーム」が手掛けています。菜の花を栽培し、「コールドプレス圧搾法」※という摩擦熱を抑えた抽出方法で、風味豊かな油を製造しています。この製法により、菜の花本来の味と必須脂肪酸をしっかり保っています。

「うしくグリーンファーム」では、耕作放棄地※を再生し、農地を活用しています。また、若い就農希望者の育成にも力を入れ、地域の課題解決に貢献しています。このプロジェクトは「社会課題の解決」や「地産地消の推進」という観点でも評価されています。

日本初の技術が食卓を変える


「スプレーフード 牛久産なたね油」の特徴

◾️牛久市の第三セクター法人 うしくグリーンファームがコールドプレス圧搾法※で丁寧に搾油
◾️学校法人晃陽学園 つくば栄養医療調理製菓専門学校が開発した牛久市産なたねフレーバーオイル

※食用オイルの原料となる果実や種子を低温で圧搾する製造方法のこと。

なたね油をアルミパウチで密封し、加圧用ガスと分離することで品質を長期間保ちます。これにより、油の酸化を防ぎ、香りを新鮮なまま届けます。

新しい調理スタイルを提案


スプレーオイルは「液だれ」がほとんどなく、まんべんなく塗れるため、油の使い過ぎを防げます。健康志向の方にも好評です。キャンプやバーベキューでもスマートに使えます。

なたね油の粘性を調整し、細かな霧状にするため、何十種類ものノズルを試作しました。また、ボタンのサイズを大きくし、調理中でも感覚的に扱える設計を実現しました。

茨城から全国へ広がる未来


本プロジェクトを通じて、茨城の魅力を全国に広めたいと考えています。地元食材を使ったオリジナルのフレーバーオイルを開発し、日本の食卓に新たな価値を届けていきます。

「うしくグリーンファーム」と「つくば栄養医療調理製菓専門学校」、三谷バルブの3者が手掛けた自信作です。ぜひお試しいただき、SNSなどでお気に入りの使い方を教えてください。一緒に茨城を盛り上げ、日本の食文化を彩りましょう!

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