750枚の名刺データと200件超の声から見えた「食品現場の課題と解決のヒント」

FOODEX JAPAN 2026の弊社ブースには、4日間を通じて多くの食品業界関係者の皆さまにご来場いただきました。
今回私たちは、お預かりした名刺情報の属性分析に加え、対応スタッフがお客様一人ひとりから直接伺った「現場のお悩み」や「こんなことができたら」という期待の声を丁寧に記録・分析しました。
そこで見えてきたのは、商品開発・R&D担当者の皆さまが、新しい価値づくりに真剣に向き合っている姿です。
その背景には、「効率化(タイパ)」と「品質や演出といった付加価値」を、どちらも妥協せずに両立したいという共通の課題がありました。
本記事では、展示会でのリアルな対話から見えてきた、食品業界のこれからに必要なヒントをご紹介します。
【DATA】
来場者属性:商品開発・R&D層がスプレー技術に注目した理由
属性分析によると、来場者の約4割が「食品メーカー」であり、部署別では「商品開発 / R&D」が25.7%と最も多い結果となりました。
業種別件数

業種: 「食品メーカー」が36.3%と最多。
部署別件数

部署:「商品開発 / R&D」が25.7%を占め、
全属性の中でトップ。
考察:
来場者の関心は、単に新しいトレンドを知ることだけではありませんでした。
「自社商品にどう取り入れられるか」
「現場の作業をどう改善できるか」
そんな、実際の業務に直結する視点で、スプレー技術を“課題解決の手段”として捉えていることが分かります。
特に商品開発やR&Dの担当者様からは、「もっと効率よく、でも品質は下げたくない」という切実な声が多く寄せられました。
【VOICE】
現場の悩み:200件の声から浮き彫りになった「4つのジレンマ」
現場で多く聞かれたお悩みは、大きく4つのカテゴリーに分けられました。どれも、日々の業務の中で積み重なる“見えにくいロス”につながっています。

作業効率の課題:
「忙しい時の計量が大変」
「刷毛やスプーンでの塗布に時間がかかる」

品質管理の課題:
「人によって使う量が変わり、
原価も味もブレる」

鮮度維持の課題:
「油や調味料が酸化し、
風味劣化や廃棄ロスが気になる」

商品価値の課題:
「新商品でも、見た目や使い勝手が
既存品と似通ってしまう」
考察:
こうした声から見えてきたのは、「効率を上げたい」という思いと、「品質はしっかり守りたい」という現場の本音です。
現代の食品業界では、この2つを同時に叶えることが求められています。
特に、人手不足やコスト高が続く今、現場では“タイパ”を意識しながらも、商品の価値をどう高めるかが重要なテーマになっています。
スプレー化で変わる、現場の新しい日常
スプレー化がもたらすのは、単なる「道具の置き換え」ではありません。
200件を超える対話の中で見えてきた「計量の手間」や「味のバラつき」といった悩み。
それらを解決する鍵になるのが、スプレーが持つ「定量・密閉・簡便」という特長です。
これらを調理や製造の流れの中に自然に組み込むことで、現場の負担を減らしながら、品質の安定にもつながっていきます。
では、実際にどのように変わるのか。
従来の工程と、スプレーフードを導入した後の姿を比較してみました。
| 項目 | 従来のオペレーション(Before) | スプレーフード (After) |
|---|---|---|
| 作業工程 | 計量 → 容器へ移す → 刷毛で塗布 | 片手でワンプッシュのみ |
| 精度 | 担当者の感覚に依存(味ブレ) | 常に一定量を定量吐出 |
| 衛生・品質 | 開放容器による酸化・汚染リスク | 完全密閉で鮮度を長期間維持 |
| 清掃 | 刷毛やボウルの洗浄が必要 | 器具の洗浄工数を大幅削減 |
【INSIGHT】
解決の指針:分析から導き出された「タイパ×質」を両立する3つの鍵
分析の結果、現場が本当に求めていたのは、「効率(タイパ)」と「質(付加価値)」を両立できる仕組みでした。現場の声と業界の流れを重ねて見えてきたのは、これからのパッケージやシステムに必要な、3つのポイントです。
1. 定量化による「脱・属人化」
ワンプッシュで一定量を吐出。
誰が使っても同じ仕上がりになることで、「味の均一化」と「作業のスピードアップ」を両立します。
2. 密閉構造による「賞味期限の付加価値化」
BOV技術による完全密閉で、空気との接触を防止。
デリケートな素材の鮮度を長く保ち、商品の価値向上につながります。
3. 五感に訴える「体験価値」
「調味料を泡にする」
「目の前で噴霧する」
そんな演出によって、調味料そのものが“体験型の商品”へと進化します。
味だけでなく、印象にも残る商品づくりが可能になります。
コストや導入フローに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
まずは小ロットの試作や、現場の課題に合わせたカスタマイズからご提案することも可能です。
「こんなことはできる?」というご相談からでも大歓迎です。
新しい商品づくりのヒントとして、ぜひ一度ご相談ください。
【CONCLUSION】
次の一手:分析を「実装」へ変える、三谷バルブのソリューション

今回の分析を通して見えてきたのは、多くの現場に共通する
「もっと効率化したい。でも、質は落としたくない」
という切実な想いでした。
冒頭でも触れた「タイパ×質」というテーマに対して、三谷バルブの「噴霧・密閉・定量」の技術が、その解決のヒントになれるのではないかと考えています。
私たちが展開する「スプレーフード(BAG ON VALVE)」や「食品用ディスペンサーポンプ」は、まさにこうした現場のジレンマを解消するために磨き上げてきたソリューションです。
本レポートでご紹介した課題が、実際の現場でどのように解決できるのか。
具体的な導入イメージや技術的な詳細については、ぜひ以下の資料をご覧ください。
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