ミタニはSDGsの取り組みを推進するため、「SDGs委員会」を発足しました。
今回は、SDGs委員会に所属する5名の方にお話を聞かせていただきます。
SDGsとは?
「Sustainable Development Goals」 (持続可能な開発目標)の略称です。
2015年9月に国連で採択され、加盟193か国が2030年までに達成する行動計画であり、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
【参考】
国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
参加メンバー
門田さん
株式会社三谷バルブ/営業グループ
雨宮さん
株式会社三谷バルブ/プロジェクト推進室
石澤さん
株式会社三谷バルブ/設備グループ
中嶋さん
株式会社三谷バルブ/営業グループ
仙頭さん
株式会社サン・パーツ/金型グループ
インタビュー
「SDGs委員会」の活動は?
委員会としてSDGsを勉強しています。同時にSDGsの視点から見た自社の取り組みや改善点の洗い出しを行っています。
まず自分たちがSDGsについて理解した上で、社員一人ひとりに会社としての取り組みやプロセスなどの情報共有を行っていきたいと考えています。
そのために、「勉強会」という形で情報発信を行い、三谷バルブ、ミタニグループ全体に認知してもらえるような活動、サポートを行っていきます。
委員会が講師という立場で「SDGs」について説明するので、分け隔てなく様々な意見が聞きたいです。
SDGsを通してビジネスのルールが変わり、そのルールに沿って自社のような包材業界も変化していくと思うので、情報の共有は徹底して行っていきたいと思います。
門田さんが仰る通り、ビジネスのルール自体が変わり、世界的なルールとして会社の在り方が変わると思いますね。新しい概念は、新たなカテゴリーの創出や価値の創造にも繋がると思うので、SDGsに取り組むことは一企業として重要ですよね。
委員会のメンバー構成は?
選抜された9名で活動を行っています。20代~30代の中堅社員で構成され、部署も違います。当初は不安でしたが、活動を通して皆さんの会社への思いなどを聞いて心強くなりました。
門田リーダー、雨宮サブリーダーを筆頭に統率がとれ、お互いの年齢が近いということもあって、意見が出しやすい雰囲気で活動できていると思います。
メンバーになって意識して取り組んでいることは?
「寸法出し」という作業による廃棄ロスの削減に取り組んでいます。産業廃棄物はコストもかかるので、廃棄ロス削減によるコストダウンも重視しています。発生したゴミについても分別を徹底して行っています。
メンテナンスしている設備の計算記録や寸法の評価チェックリストを「紙面」から「PC」に移行して、ペーパーレス化に取り組んでいます。結果的に環境保全の面だけでなく、業務効率の向上にも繋がりました。
「ミクスチャーサイクル」と呼ばれるリサイクルシステムに取り組んでいます。将来的には、自治体やゴミ収集所等のゴミを再利用する外部循環の構築が出来たらと思っています。
ミタニではサスティナブルな観点から製品設計や取り組みを進めているので、委員会の活動を通して促進させることができたらいいなと思いますね。
SDGsには17のターゲットがあります。
特に関心のある項目は?
「つくる責任、つかう責任」です。
廃棄物の発生防止、削減、再利用により廃棄物の発生を大幅に削減させるという面から、資材の有効利用、端材のリサイクルシステムの構築が今後重要になってくると思います。
「働きがいも経済成長も」です。
業務量が偏らないよう、一人ひとりのスキルアップによって、自分の能力を発揮できる環境づくりが大切だと思います。
「MiTANi jam」にも掲載されていますが、「男性の育休」や「テレワーク」の導入など、多様な働き方も「働きがいも経済成長も」に該当しますよね。
SDGs委員会のゴールは?
“ディスペンサー製品で未来に寄り添い続ける企業”というゴールを委員会として掲げています。
今すぐに結果を残す取り組みができないとしても勉強会などで段階を踏むことは先々意味のあることだと思っています。将来的には、「あの時の委員会が最初だったよね」となっていたらいいですね。僕はSDGs委員会「一期生」と呼んでいます(笑)。
時には遠回りな道のりになるかもしれないですが、目標達成に向けてトライ&エラーで頑張っていきたいと思います