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ものづくり業界の志望動機の書き方|製造業の志望動機の例文も紹介       

ものづくり業界への就職を目指す人にとって、企業の志望動機をどのように書けば良いのか悩むことは少なくありません。
この記事では、ものづくり業界の魅力や志望動機を書く上でのポイント、業界ごとの例文などを詳しく解説します。
ものづくり業界に興味があるものの、効果的な志望動機の書き方が分からず困っている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

ものづくり業界の魅力とは

ものづくり業界とは、原材料や部品などを加工・組み立てて製品を生産する製造業全般を指します。自動車、電機・電子、機械、食品、化学、繊維などさまざまな分野の企業が含まれます。
ものづくり業界で働く最大の魅力は、自分が関わった製品が世の中に広く行き渡り、人々の生活を豊かにしていることを実感できる点です。家電であれば毎日使ってもらえますし、自動車なら人々の移動手段として活躍します。作ったものが社会の役に立ち喜ばれる、そういった直接的なやりがいを味わえるのがものづくりの魅力と言えます。

また、日々技術革新が起こるものづくりの現場では、常に新しいことへのチャレンジが求められます。自分の技術力や知見を存分に発揮し、よりよいものを生み出していくことにやりがいを感じられるでしょう。複数の人が協力し、アイデアを出し合いながら一つのものを作り上げていくのも醍醐味の一つです。

さらに、日本のものづくりは世界的に見ても高い評価を受けています。世界中の人々に自社の製品を届けられるグローバルな活躍の場が広がっている点も、ものづくり業界の大きな魅力と言えるでしょう。

ものづくり業界の企業の志望動機を書くコツ

ものづくり業界の企業に応募する際の志望動機を書くコツとして、以下の4点を意識すると効果的です。
・企業や業界の研究を徹底する
・働きたい理由を具体的にする
・自身の経験やスキルから貢献できる価値を考える
・求められる人物像に合った自身の長所を考える

企業や業界の研究を徹底する

志望先企業がどんな理念で、どのような製品を生み出しているのかをしっかりと理解することが重要です。業界内での立ち位置や強み、最新の技術トレンドなども含めて研究を深めましょう。
企業の公式サイトやニュースリリース、採用ページなどを隅々までチェックするのはもちろん、現場の社員の声が載っている記事などにも目を通すと、会社の雰囲気や求める人物像も分かってきます。
業界研究では、市場規模や動向、主要企業の特徴、今後の展望などをおさえておくことが求められます。

働きたい理由を具体的にする

「ものづくりが好きだから」「ワクワクする製品を作っているから」という一般的な理由では、多くの学生が似たような事を書いてしまいがちです。
「なぜものづくりが好きなのか」「その会社の製品のどんなところに魅力を感じ、入社後はどう関わっていきたいのか」をなるべく具体的に、かつ熱意を込めて伝えることが肝心です。
自分が興味をもったきっかけとなった出来事やエピソードを交えると、より具体性が出ます。また、インターンシップへの参加や製品の購入・使用体験、社員との交流など、志望先企業との直接的な接点があれば積極的にアピールしましょう。
特に、自社製品のユーザーの目線から魅力や改善点を考察できたら、企業側としても興味深く映るはずです。「単に消費者として製品を使うだけでなく、製品をより良くしていきたい」という熱意が伝わるからです。

自身の経験やスキルから貢献できる価値を考える

志望動機では、学生時代に身につけた知識やスキル・経験と、志望先企業の事業とのつながりを意識することが重要です。
例えば、「ゼミの研究テーマと関連が深い技術を応用して、新しい製品開発に携わりたい」「アルバイトでの接客経験を活かし、お客様目線で使いやすい製品を提案したい」といった具合です。
単に「頑張ります」というだけでなく、提供できる具体的な価値をイメージできているかどうかが問われます。
自分にしかない強みを発揮して、どのようにものづくりに貢献していきたいのか。そのビジョンを明確に持つことで、配属希望部署など入社後の展望もイメージしやすくなります。

求められる人物像に合った自身の長所を考える

ものづくりの現場では、チームで協力しながらプロジェクトを進めていくため、周囲とのコミュニケーションを円滑に取れる協調性が求められます。自分の意見を一方的に押し通すのではなく、メンバーの声にも耳を傾けられる柔軟性と受容力も大切でしょう。
また、新しい技術の研究開発が欠かせない業界だけに、技術トレンドをキャッチアップしたり、既存の製品をブラッシュアップしたりと、学び続ける向上心も重視されます。
さらに、試行錯誤の連続となるものづくりにおいては、何度失敗しても諦めずに粘り強く取り組める忍耐力も不可欠です。
こうした「ものづくり人材」としての適性・資質を、自身のバックグラウンドから具体的にアピールすることが求められます。

ものづくり業界の企業の志望動機を書く際の注意点

ものづくり業界の志望動機を書く際は、単に会社の製品に興味があるというだけでは物足りません。また、ものづくりを通じた社会貢献の意義を強調しすぎるのも避けたほうが良いでしょう。より説得力のある志望動機にするためには、以下の2点に留意が必要です。
・商品に対する興味だけでは十分なアピールにならない
・志望動機として「社会貢献度の高さ」だけを強調しない

商品に対する興味だけでは十分なアピールにならない

志望先企業の製品のファンだという気持ちは大切ですが、それだけでは採用担当者を動かすには不十分です。「単なるユーザー目線の感想」で終わらせず、商品のどのような点に魅力を感じたのかを分析的に言語化することが求められます。
消費者として使ってみて気づいた課題意識や改善案を提示できれば、より製品への理解度の深さがアピールできるでしょう。自身の専攻分野の知見を絡めて考察を加えるのも効果的です。
入社後はその製品のどの部分に携わりたいのか、どんな提案をしていきたいのかまで、具体的にイメージを膨らませておくことも重要です。
「ただ作りたい」だけではなく、「なぜ作りたいのか」「作ることで何を実現したいのか」という思いを掘り下げて伝えられれば、熱意と具体性が増します。

志望動機として「社会貢献度の高さ」だけを強調しない

確かにものづくりは、人々の生活を豊かにし、社会の発展を支える重要な役割を担っています。「ものづくりで社会に貢献したい」という思いは、志望動機の根底にあって然るべきです。
しかし、「世の中の役に立ちたい」「人の役に立つ仕事がしたい」という理由だけでは、ものづくり業界に限らず、どんな業界にも当てはまってしまいます。
採用担当者としては、「なぜほかでもなくものづくりで社会貢献したいのか」「うちの会社のどんな点に共感したのか」をより具体的に知りたいと考えるはずです。
漠然とした社会貢献への思いだけでなく、自分の専門性をどう活かせると考えたのか、インターンシップなどで実際に感じた会社の魅力など、自分なりのリアリティのある説明が求められます。

【業種別】ものづくり業界の企業の志望動機の例文

ものづくり業界といっても、扱う製品によって求められるスキルセットや志向性は異なります。志望動機の書き方や強調すべきポイントも、業種ごとに変わってきます。
主要な業種の志望動機の特徴をまとめると、以下のようになります。

業種志望動機のポイント
食品製造業自社製品への具体的な改善提案と食の安全への使命感をアピール
化粧品製造業製品の魅力と自身の美容への興味関心を結びつける
衣料品製造業ファッションを通じて人々の生活をより豊かにする意欲を示す
家電製造業製品を通して実現したい理想の社会像を描く
部品製造業製品の品質と安全性を支える縁の下の力持ちとしての誇りを語る

以下、業種別に志望動機の例文を紹介します。

食品製造業の志望動機例

食品製造業は、菓子、飲料、調味料、加工食品など、私たちの食生活を支える様々な商品を生産する業界です。

貴社の○○という製品を愛用していますが、より健康志向の強い消費者のニーズに応えるためには、原材料の見直しが必要だと感じています。大学の研究室では、機能性食品の開発に取り組み、食品の成分分析に関する知見を深めてきました。この専門性を活かし、貴社の製品開発により一層の付加価値をもたらしたいと考えています。また、昨今の食の安全に対する意識の高まりを踏まえ、品質管理の徹底にも尽力し、お客様に安心して食べていただける食品作りに貢献できれば幸いです。

〈ポイント〉
・自社製品を分析的に評価し、具体的な改善案を提示する
・食品の安全性や健康面での付加価値にこだわる姿勢を示す
・自身の専攻と絡めて食品製造への興味関心を語る

衣料品製造業の志望動機例

衣料品製造業は、紳士服・婦人服などの衣料品や、制服、ユニフォームなどを企画・生産する業界です。

ファッションには人を元気づけ、自信を与える力があると信じています。貴社の□□ブランドは、時代のトレンドを踏まえながらも普遍的な洗練さを持ち合わせ、まさに理想とするファッションを表現していると感じました。アルバイトとして洋服店に勤めた際、接客を通じて服装の与える影響の大きさを実感しました。貴社に入社後は、営業として直接お客様と向き合い、一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案ができればと思います。ライフスタイルに欠かせない衣服を通して、人生をより豊かにするファッションの力を広めていきたいです。

〈ポイント〉
・ ファッションへの情熱を「人を思いやる心」と関連づける
・ 洋服を通して社会にどんな価値を届けたいかビジョンを描く
・ 接客経験など、ファッションに関する具体的エピソードを盛り込む

家電製造業の志望動機例

家電製造業は、テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機など、生活の利便性を高める電化製品を開発・生産する業界です。

今や家電は私たちの暮らしに欠かせない存在ですが、ただ便利なだけでなく、より快適で心豊かな生活をサポートするのが理想だと考えます。貴社の■■という炊飯器に出会い、美味しいご飯が家族の笑顔を作ると実感しました。ITの力で家事の効率化や省エネを実現する「スマート家電」にも注目しています。大学では情報工学を専攻し、システム開発のスキルを磨いてきました。貴社の家電をIoTでつなげることで、利用者それぞれに最適化された生活環境を創造するプロジェクトを立ち上げ、新たな価値提供に挑戦したいです。

〈ポイント〉
・便利さだけでない、家電の付加価値や可能性について言及する
・スマート家電など業界の最新トレンドへの関心を示す
・自身のITスキルを絡めて、家電の未来像を具体的に描く

部品製造業の志望動機例

部品製造業は、自動車や電化製品、機械などに用いられる部品を生産・供給する縁の下の力持ち的な業界です。

大学の金属工学科で学んだ知識を、ものづくりの現場で役立てたいと考え、貴社を志望しました。貴社は自動車のエンジン部品で高い評価を得ていますが、その品質の高さを支えているのは、材料開発や加工技術、品質管理といった目に見えない部分だと理解しています。人命を預かる自動車部品だからこそ、安全性への徹底したこだわりを持ち続けることが何より大切だと考えます。金属材料の特性を見極め、強度と耐久性を高める研究を重ね、どんな環境下でも確実に性能を発揮できるエンジン部品の開発に邁進したいと思います。

〈ポイント〉
・表に出ない仕事だからこそ重要な責任があることを示す
・安全性や品質を守り続ける覚悟を明確に伝える
・専攻を絡めて、技術的な側面からアプローチする

ものづくり業界に興味がある方は三谷バルブへ

ものづくり業界の志望動機の書き方のポイントは、業界研究や企業研究を入念に行い、自社製品への具体的な提案や業界の課題解決に向けた熱意をアピールすることです。扱う製品によって求められる知識やスキル、志向性は異なりますが、いずれの業種でも共通しているのは「作り手の視点」を持つことの重要性です。単なる製品の羅列ではなく、それを生み出す理念や哲学、作る側の責任感や使命感にまで踏み込んで語れるかどうかが、説得力のある志望動機につながります。
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